三角形△は人類の誕生、宗教の発生の遥か昔に、
既にこの世に存在していたのかもしれません…。
△の図形そのものが先か、3(∴)という数が先か、
或いは両方同時に出現したか…わかりませんが…
いずれにせよ、それは神々からいただいた叡智。
一見単純な形でありながら限りなく強力で深遠な
図形であることがわかります。
 

 

 

 
 

  
 

 
 
  

 

 
 


 
 

 
 
 
画像出典:Wikipedia
画像出典:Wikipedia
 
 
科学(物質社会)の行き着く果て…
文明の終焉を知っている者たちが原始の時代に
やってきた(戻ってきた)…としか思えません。
 
彼らは何を想い、
何を伝えようとしていたのでしょうか…
 
 
左写真は『透かし彫り土製耳飾り』縄文晩期
なすな原遺跡から出土したものです。
(町田市指定有形文化財)
 
 
大変精緻な文様です。
明らかに機能性を度外視して作られた土器も…
 
 
左写真は注口土器と呼ばれるものです。
急須の原型は中国で発明されたといわれています
が…果たしてそうでしょうか…
同じく、古代中国で発明された漢字においても、
殷代に占い(卜占)で使用された甲骨文字から派生
した文字とされていますが…、
ではその甲骨文字(象形文字)の起源はどこに…
 
文明というのは、綺麗に言えば模倣、悪く言えば
搾取(奪い合い)の連鎖で成り立っている…
 
 
 
2019年11月追記:
近年、遺跡発掘調査が躍進するなか、これまで
あまり注目されることがなかった日本の縄文時代
にようやくスポットが当たりはじめました。
長い沈黙を打ち破るかのようにして、今後急速に
その全貌が繙かれていくことでしょう。
 
実際のところ、縄文時代から弥生時代への移行期
に明確な区切りはありません。
後に弥生人と呼ばれる渡来人が朝鮮半島や大陸を
経由し、日本列島に金属器や稲作技術(水稲農耕)
などを持ち込んだことが、弥生時代のはじまりだ
と言われてきました…が、稲作は縄文後期~晩期
には既に存在していたというのです。
 
宮崎正弘著『神武天皇「以前」』が纏めるには、
(前略)稲作は弥生式の独占物ではなく、すでに
縄文後期から狩猟、漁労、採取と並行していたこと
も明らかになってきた。稲作の最も古い遺跡は三千
二百年前のものが発見され、しかも稲作技術は半島
から輸入したのではなく遺跡の年代測定で、むしろ
日本から半島へ渡っていた可能性が高くなった。
従来の歴史解釈がひっくりかえりつつあるのだ。」
 
関裕二著『「縄文」の新常識を知れば日本の謎が
解ける』には、
(前略)「弥生時代」と一つに括ってしまっている
が、その弥生時代の三分の二の時間は、縄文的な
暮らしを守ろうとする人たちと、新しい生活を始め
た人たちが共存していた時期だった(後略)
 
…とあります。
また、農耕や金属器の発達が文明社会に及ぼす様々
な影響について触れたあと、縄文人の才知をこのよ
うに表しています。
 
「縄文人たちは、技術が無かったから水田稲作を
行なわなかったのではない。農耕の狂気、金属器の
無謀を、知り抜いていたとしか思えないのである。」
 
 

 

 

画像出典:Wikipedia
 
画像出典:Wikipedia
 
イタリアのシエナにあるシエナ大聖堂
画像出典:Pixabay
 
大聖堂内部の天井画に八芒星が描かれています
画像出典:Pixabay
 
 向かって左にいるのは私の弟
懐かしいです…
この頃はまさか自分が魔術の道に進むとは
思ってもいませんでした
 
 
  『バーニーの浮彫』(Burney Relief 夜の女王)
といわれている素焼きの彫像
画像出典:Wikipedia

 

 
 
  画像出典:Wikipedia
 
  エアンナ・シュム・イディナの境界石
画像出典:Wikipedia
 
Wikipedia には、
「古代メソポタミアで信仰された月の神(男神)
シン(アッカド語)は、シュメール語ではナンナ
と呼ばれ、ナンナの子は太陽神ウトゥと金星神
イナンナとされた。
アッカドでは、シンの子は太陽神シャマシュと
金星神イシュタルとされた。」
…とあり、さらに、
 
「シンのシンボルは三日月で、三日月に似た
角を持つ雄牛と深い結びつきをもつとされた」
…とも記されています。
 
人物の名称や性別、関係はさておき、月、金星、
太陽で表される三柱の存在。
三柱なる存在はどの神話にも共通し登場します。
 
 
 
  エアンナ・シュム・イディナの境界石
画像出典:Wikipedia
 
Wikipedia には、
古代メソポタミアで信仰された月の神(男神)シン(アッカド語)は、
シュメール語ではナンナと呼ばれ、ナンナの子は太陽神ウトゥと
金星神イナンナとされた。
アッカドでは、シンの子は太陽神シャマシュと金星神イシュタル
とされた。…とあります。
またシンのシンボルは三日月で、三日月に似た角を持つ雄牛と
深い結びつきをもつとされた。…と記されています。
 
人物の名称や性別、関係はさておき、月、金星、太陽で表される
三柱の存在。三柱なる存在はどの神話にも共通して登場します。
 
 
 
ハムラビ法典碑頂部に彫られたシャマシュ
(向かって右)
画像出典:Wikipedia
 
神々の世界では、
親子・兄弟姉妹の関係は、ある意味で、
あってないようなもの。
私たちの常識とは大きくちがうようです。
また、人間にも様々な人種が存在するよう
に、神々にも様々な種族が存在し、さらに、
それらが混じり合っていたり、はたまた、
神と人間が混じり合っていたり(混合種と
して存在したり)もします。
 
『エジプト神話シンボル事典』の言葉を
引用させていただくと、
「原初の神々は、多くの神話では、
両性具有であった。
神々は子をはらませると同時に、
子を生む者でもあった。
両性具有は創造神の完全性の
シンボルであった。
創造神はひとつの性に限られる
ことなく、また、相手を必要とする
こともなかった…」(P.17)
 
ということです。

 

このように、ただでさえ常識外なのに、
それに踏まえて、神話では、人間の都合
(宗教観)により神の性別が入れ替えられ
たり、実際は同一の人物であるのに、
親子や夫婦や兄弟姉妹として分離して
語られていたりもします。
 
「名前や姿形は変わるもの」ということを
前提に、読み解いていかねばなりません。
 
…ややこしいですね。でも…
必ず「少しの手がかり」はあります。
今後も探究と研究を続けてまいります。

 

    
神々の世界では、
親子・兄弟姉妹の関係は、ある意味で、あってないようなもの。
私たちの常識とは大きくちがうようです。
また、人間にも様々な人種が存在するように、神々にも様々な
種族が存在し、さらにそれらが混じり合っていたり、はたまた、
神と人間が混じり合っていたり(混合種として存在していたり)
もします。
 
『エジプト神話シンボル事典』の言葉を引用させていただくと、
「原初の神々は、多くの神話では、両性具有であった。
神々は子をはらませると同時に、子を生む者でもあった。
両性具有は創造神の完全性のシンボルであった。
創造神はひとつの性に限られることなく、また、
相手を必要とすることもなかった・・・」(P.17)
ということです。
 
このように、ただでさえ常識外なのに、それに踏まえて、
神話の世界は、人間の都合(宗教観など)によって神の性別が
入れ替えられたり、実際は同一の人物であるのに、親子や
夫婦や兄弟姉妹として分離して語られていたりします。
 
「名前や姿形は変わるもの(変えられるもの)」ということを
前提に、読み解いていかねばなりません。
  
…ややこしいですね。
でも、必ず「少しの手がかり」はあります。
今後も探究と研究を続けてまいります。
 
 
 
 
 
黄道十二星座についてはこちらをご覧ください→
数秘と占星術「黄道十二宮」
 
ライオン門
画像出典:Wikipedia
 
     
画像出典:Wikipedia
  
     
世界遺産ペルセポリス遺跡群・アパダナ宮殿のレリーフ
イラン・ファールス州
画像出典:123RF
  
    
画像出典:Pixabay
   
 
 
角の生えた動物(ここでは牛)はイナンナの象徴。

 

『エロティシズムの世界史 1』(1966) 福田和彦著
にはこう書かれています。
 
「牡牛や犢(こうし)はいずれも女神イシスの化身で
ある。これらの聖獣を屠殺することは祭祀のとき
以外はタブーであった。したがって、聖獣を食す
るには祭司の許可のうえ同種族たちが一堂に会し
食する以外は禁遇されていたのである。」 P.118
 
 
 
 
  ミケランジェロ作
『サン・ピエトロのピエタ』(1498-1500)
サン・ピエトロ大聖堂
画像出典:Wikipedia
 
 
  ミケランジェロ作『サン・ピエトロのピエタ』(1498-1500)
サン・ピエトロ大聖堂
画像出典:Wikipedia
 
     
 
ラファエロ画『大公の聖母』(1505-1506頃)
フィレンツェのパラティーナ美術館所蔵
画像出典:Wikipedia
 
サラスヴァティ、弁才天については
次頁で再度触れることにします。
 
     
 
ルネサンス期のドイツの画家
ルーカス・クラナッハ(1472-1553)が描いた
『アダムとイブ』
画像出典:Wikipedia
  
     
 
ルネサンス期の画家ルーカス・クラナッハ(1472-1553)が描いた『アダムとイブ』
画像出典:Wikipedia
  
画像出典:Pixabay
文章一部引用:Wikipedia
 
 
     
文章一部引用:Wikipedia