現代においても火は欠かすことのできない大切な道具。
ゾロアスター教の発生には何があったのでしょう…
『ゾロアスター教』(メアリー・ボイス著/山本由美子訳)には、
 
「一般に、祭儀は教義よりも長く存続すると認められている。
今日でもゾロアスター教の祭儀の基本的な対象は、石器時代
の牧畜民と同じもの、つまり水と火である。紀元前五千年紀
まで雨不足で不毛な砂漠であったと思われるステップ地帯で
は、水がなければ生活ができなかった。(省略)
ゾロアスター教では、水に捧げる神水として、牛乳と、二種
の植物の汁か葉の、三つのものを欠かせない(三という数は、
原インド・イラン語族にとって神聖な数であり、いまでも
ゾロアスター教とバラモン教の多くの儀礼の基数となって
いる)。(省略)
もう一つの祭儀の主たる対象は火で、ステップ地帯の住民の
生活にとっては不可欠のものであった。(省略)
火をおこすのに非常に手間がかかった時代では、かまどの火
をいつも絶やさないでおくのが賢明なことであった(火種は
移動の際には、壺で運ばれた)。そのため、燃えつづける火
の祭儀は、その炎の中に神を見た印欧語族に広く行きわたっ
ていたようである。」P.6-7
 
とあり、その時代と厳しい環境から、必然的に生まれた信仰
であることがわかります。火や水を崇める自然崇拝が先行し、
やがて人々は神という存在をつくりあげていった…そして、
偶像(装飾美術)や儀式(カタチ)ばかりにとらわれるように…
 
 
 

 
現代においても火は欠かすことのできない
大切な道具。
ゾロアスター教の発生には何があったので
しょう…
『ゾロアスター教』(メアリー・ボイス著/
山本由美子訳)には、
 
「一般に、祭儀は教義よりも長く存続する
と認められている。
今日でもゾロアスター教の祭儀の基本的な
対象は、石器時代の牧畜民と同じもの、
つまり水と火である。紀元前五千年紀まで
雨不足で不毛な砂漠であったと思われる
ステップ地帯では、水がなければ生活がで
きなかった。(省略)
ゾロアスター教では、水に捧げる神水とし
て、牛乳と、二種の植物の汁か葉の、三つ
のものを欠かせない(三という数は、原イン
ド・イラン語族にとって神聖な数であり、
いまでもゾロアスター教とバラモン教の
多くの儀礼の基数となっている)。(省略)
 
もう一つの祭儀の主たる対象は火で、ステッ
プ地帯の住民の生活にとっては不可欠のもの
であった。(省略)
火をおこすのに非常に手間がかかった時代
では、かまどの火をいつも絶やさないでおく
のが賢明なことであった(火種は移動の際に
は、壺で運ばれた)。
そのため、燃えつづける火の祭儀は、その
炎の中に神を見た印欧語族に広く行きわたっ
ていたようである。」P.6-7
 
…とあり、その時代と厳しい環境から、必然
的に生まれた信仰であることがわかります。
火や水を崇める自然崇拝が先行し、やがて
人々は神という存在をつくりあげていった…
そして偶像(装飾美術)や儀式(カタチ)ばかり
にとらわれるように…
 
 
 

  

ローマ帝国についてはこちらをご覧ください→ 
 
  2016年9月 宮島にて
 
 

 

 
 

  
 
 
 
 
 
  

 

  
 

 
 

  
 

  
 

2021年2月追記:

 
 

 
 

江戸東京博物館にて開催中の特別展
『古代エジプト展 ~天地創造の神話~』
           (会期 2020.11.21~2021.4.4)
 
国立ベルリン博物館群のエジプト博物館が所蔵する
コレクションの中から約130点が展示されていて、
今月2回に渡り行って参りました。
恐らくあと1回は行く予定…
 
エジプト神話の世界を導入に、日本初公開の品も
何点かあり、神秘的な世界観を演出していました。
 
撮影OKとのことで、今後の資料にもなるかと思い、
何枚か撮って来ましたので、その一部を
ここに掲載させていただきますね ↓ ↓ ↓
 
 
 
 

(横から)

 
こちらのマスクにも「星」が描かれています。

 
 

 

 
 

  
 

  
 


  
  

  
 

  
 

 

 

 
アッシリアの王アッシュールバニパルのレリーフ
 
ブレスレットの紋章に注目
 
画像出典:Wikipedia
 
 
  画像出典:Pixabay
 
アッシリアについてはこちらをご覧ください→
(全2ページ)
 
画像出典:Wikipedia

 

 
画像出典:123RF

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 
 
 
 
 

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